”自分が本当に言いたいことを伝える勇気、
一歩踏み出す勇気を与えられたら”

ーー演出、脚本:山口哲実
*momentは、今回のAll Hallow's Eveを上演するためだけに新たに作られた団体ですよね。
なぜ、momentを立ち上げようと思ったんですか?
本気で納得するものを作りたい!という思いがあったからです。もう一人の演出である高口菜月とは、もう一度公演を一緒にやりたい、という思いが強くありました。そして、演出として納得のいく、クオリティの高い作品を作り上げたい、という気持ちも二人共に強くありました。だからこそ、次の三月に卒業しますが、自分達がICUでこんなに良いものを作った、と言えるような公演がしたいと思い、色々な団体から才能ある人を集めるためにmomentを立ち上げました。
*この作品はあなたにとってどんな作品?
この公演の脚本を書きましたが、すごい難産でした(笑)。脚本書き始めたのは去年の12月から。原作のストーリーにメッセージ性を加えていく過程が難しく、行き詰っていた期間が7,8カ月。その分思い入れがあります。原作の原型がほぼなくなった分、自分が書いた部分がすごく大きいので、子供のような愛おしさすら感じています。同時に、自分が伝えたいことを入れることができたので、自分の分身のような、自分の一部分でもあるような気がします。
*ここを見て欲しい!
登場するキャラクターを自分のことだと思いながら見てもらいたいです。例えば、アリソン、マックス、魔女。誤解されることや、受け入れてもらえないこと、本当はこう思っているけれど言い出せずに、自分が思った通りじゃない結論になってしまうことって往々にしてあることだと思うんです。だからこそ、公演を見に来て下さった方に、自分が本当に言いたかったことを伝える勇気や、一歩踏み出す勇気を与えられたらいいな、と思います。
*思い出でのハロウィン
Producersの箇所で書いた、小さい頃お母さんが企画してくれたハロウィンはもちろん思い出に残っているハロウィンです!他には、去年のハロウィンは、留学先のアメリカで祝うのをすごく楽しみにしていましたが、ハリケーンが来て、電気も水も出ない避難生活を送りました。準備していたコスチュームは、着ずに捨てられる運命となりました…。
*好きな異性のタイプは?
これ、どうしようかな~(笑) ん~、僕のことを好きでいてくれるっていう自信を、僕が持てる関係でいられる人がいいです。ちゃんと好きになってくれる人。裏切らなさそうな、誠実そうな感じの人かな。
*お客さんに一言!
たくさんの方に来てほしいです!!
キャストがすごく頑張ってくれている作品なので、商業演劇でもなく、小劇場でもなく、学生がやる良さ、一生懸命なところを見てもらえたらいいなって思ってます。