ヘアメイクは舞台袖で
一番最後に送り出してあげられる役”
ーーヘアメイク:園田真梨花
*どんなお仕事ですか?
ヘアメイクは、キャストとダンサーの髪の毛をいじったり、メイクアップをする仕事です。他には衣装集めもやっています。衣装は、私も考えつつ、演出とキャストに相談しながら決めています。ヘアメイクに関しては、役柄や、キャストの顔や雰囲気を見ながら私が決めていることが多いです。
*今回momentにヘアメイクとして誘われたときはどんな気持ちでしたか?
嬉しかったです。一年半前の公演に初めてヘアメイクとして参加しましたが、私自身はそれまで舞台メイクの経験も特になかったし、日頃からメイクがすごい好きで凝ってます、っていう訳でもありませんでした。何か公演に関わってみたいなと思っていた頃に、たまたま空いてたポストがヘアメイクだったから、それでやり始めたんです。でも一応その結果を見た上で、今回声をかけてくれたのかなあと思ったら嬉しかったです。迷惑かけない程度には、仕事できてたんだなっていう(笑)。それに前回やった時が凄く楽しかったから、またそういうのができたらいいなと思っています。
*ここを見て欲しい!
魔女の顔かな。魔女達の目元付近と髪の毛です。道具を買うため、人生で初めてコスプレのお店に入りました。あとは、衣装。今回初めて衣装集めをやって、凄い大変な仕事だなあと思う反面、衣装ひとつでステージ上の雰囲気がこんなにも変わるのかとびっくりします。
*好きな異性のタイプ
私の中身を覗いてくるセクシーさのある人。この人私のどこまで見抜いているんだろうってわからない人。見抜かれそうな人はちょっとどきどきします。
*仕事の魅力
ヘアメイクはスタッフだけど、キャストにすごく近い存在だと思っています。だからこそ楽しいです。仕事内容としては、役者の見た目を整えて舞台に送り出す役。けれど、役者たちには見た目だけじゃなくて、コンディションも最高にした上で舞台に出て欲しいなって思っていて、みんなと仲良くなることを心がけています。なぜかというと、本番直前になると緊張してしまう人もいるけれど、そのときにヘアメイクは舞台袖で一番最後に送り出してあげられる役なので、ふっと息を抜いてもらえる関係になりたいなって思いながら、いつもメイク練習をさせてもらっています。ただ単に、目を描く、髪の毛を整えるっていうこと以上に、キャストとの関係性を作り上げていくのがすごく面白いと思います。